思考その1
「自分に残された時間は残り48時間である。」
そう知ったとき、人はどのような反応をするのだろうか。
おそらく、それはその人がどのような人生を送って来たかに依るのだろう。
私は昔から死ぬのが怖い。何があろうと死にたくない。この意識が未来永劫失われ、二度と目覚めることが無いと考えるだけで恐ろしくなってしまう。
自身が間もなく死ぬとわかったとき、取り乱すことなく死を受け入れられるような人間は、取り乱して発狂するだろう私と、何が異なるのだろうか。
きっと、自分らしく生きているかどうかだと思う。
自分らしく生きられていないから、他人の価値基準で人生を生きてきたから、まだ始まってもいない自分の人生が終わることに耐えられない。
自分らしく生きている人は、人生を自分の好きなように生きているから、死ぬ前に慌てて自分の人生を歩み始めることがない。
毎日数え切れないほど選択がある。
今日選んだその選択肢は、死を目前にしたときでも同じ選択をするだろうか。
その選択は本当に自分の意思で決めたものか。
誤った選択をしたときの責任を他者に押し付けていないか。
失敗を恐れるな。自分らしく生きろ。